ジョン・Q
「ジョンQ」という映画を今テレビで見ました。
心臓病の子を持つ父親、しかし保険に加入できておらず、治療費が払えなくて、心臓移植ができない。映画では、国の医療体制ということが少なからずも問題となって浮き彫りにされました。
「医療保険に加入していない人は4000人に上る」という言葉が映画の中であったんだけど、過去から現在までの日本の精神保健医療体制を見ても同じようなことが言えるのではないかと感じました。
現在の精神保健領域に関しては、精神科病院に長期入院(社会的入院)している患者33万人のうち7万人の退院を目指すことが叫ばれ、最近では自立支援という言葉がとてもよく目立っています。自立支援法というものがどうなのかということはとりあえず置いておいて、精神障害を持つ方が地域の中で暮らしていけるようにと社会の動きが変わってきていることは、当たり前のことではあるようだけど、良い事だと思います。
でも、ほんの数年前の精神科医療体制を見ると、1984年の宇都宮病院事件を初め、ほんとうにそんなことが実際にあったの??と思うのもしかたないくらいの現状が、残念ながらあったことは事実です。
まだ読んでいる途中だけど、大熊一夫著のルポ・精神病棟を見ると、ただ文字を呼んでいるだけなのに、怒りがわいてきます。このルポルタージュの中に書いてある真実に。どうしてこのようなことが、ほんの最近まで行われていたのか。もっと憤りを感じたのは、大熊氏が紙面に掲載した後の人々の反応。
悪く言う人もいれば、このような一般の人々に周知することを応援する人もいる。
悪く言う人の中には、自身が加害者であるというのに責任を全面的に他に押し付けたり、全ての病院がそうじゃないのにと言う。そのように言う職種も偏っているようだけど、私はその考えにはまったく賛成できないなと思う。ただ、大熊氏はルポを公表したことにおける自身への非難を「4つの罪」として整理しているが、そのうちの一つ、「暴露に終始した罪」については、私は精神科病院というところがどのようなところか世間にほとんど知られていない中で、更なる偏見が生まれないかということは不安に思った。でも偏見や差別をなくすために、事実を知ることは一つの手段であると思う。
ルポの中で、医療者から患者への虐待行動が多く書かれていたが、その虐待行為にワーカーが加担していたということが書いていった。そのころ、主に精神科病院に勤務するソーシャルワーカーが、社会福祉学に学問の体系を置き職種の確立を目指して1964年に日本精神医学ソーシャルワーカー協会という団体を作りあげている。遅くともその頃から、ソーシャルワーカーは患者の社会復帰を目指すものとされていた。
このようなことが起こっていた日本の精神科医療の背景には、経済的なことや社会防衛的特色をもつ偏見、医師が病院のトップであるというヒエラルキーなどなどいろんな要因がいっぱい絡みあっているんだと思うけれど、腑に落ちないというか、ん~なんなんだろう。
作業所に通う方々は、私よりもずっと様々な経験をしてこられ、中には長く入院されていた方もいるんじゃないかなと思う。日常生活の中でも、様々な困難を抱えている。学部生のときに精神科病院での実習で、何十年も入院されている方や、いろいろな思いを持つ人に話を聞いたりした。私なりに、過去の精神科医療の現実を知ったり、今の精神障害を持つ方の現状を知り、自分にできることから考え、行動していきたいなと感じる今この頃です。
にしても、ジョンQ 感動したなぁ☆
映画つながりで、AYAの好きな映画を紹介♪
ブリジットジョーンズの日記 ←ヒュー・グラントが大好き☆
プラダを着た悪魔 ←メリル・ストリープがかっちょいい!
17才のカルテ ←スザンナの心情がとても伝わる
ショーシャンクの空に ←コミュニティについて考えさせられる
コンスタンティン ←スーツのキアヌが好き
ジョゼとトラと魚たち ←障害について
ケイゾク ←渡部♪
ラブストーリーが好き♡♡
| 固定リンク | コメント (10) | トラックバック (0)


最近のコメント